記事
2022.11.27
落語会
11月6日(日)14時から三遊亭楽八さん、三遊亭愛二郎さんの落語会が行われました。
定員30名のところ満席の開催となりました。
まずは開会のあいさつを梅原文化部長より頂きました。
まずは愛二郎さんの「浮世床」。一人で話をしているのに、何人も登場人物を演じ、どんどん引き込まれました。
まるで誰かと会話している?なんて感じてしまうほど錯覚してまいました、さすが落語家さん!
そして温まった会場に三遊亭楽八さんの登壇です。
楽八さんの演目は「時そば」と「鰍沢(かじかざわ)」でした。声色をいくつも持ち、変幻自在に役を演じる!聞きほれるとはこのことでしたね。
「時そば」は、そばの値段16文を店主を褒めちぎり、勘定中に時刻を尋ねて、勘定をごまかす。それを見ていた男が次の日真似をしてみるが
昨日のそば屋とは打って変わって、褒めるところがひとつもなく、肝心の勘定中に時刻を尋ねても、訪れた時刻が違い勘定を多く払わされる始末。
なんともおかしなお話しでした。
「鰍沢」は、身延山詣りに江戸商人が出かけ、帰りに大雪にあい、鰍沢あたりで道に迷ってしまった際に、運よく一軒家を発見し
一晩の宿をお願いした時の話でした。
宿の女性に見覚えのある商人、正体を知った商人が同情し心付けを渡したところから始まったドキドキハラハラ。
酒に痺れ薬を盛られたが、何とか逃げ出しいろいろあったが、最後は一本のお材木で助かったというもの。
静かな始まりから、最後には命を追われるスリル、お話が終わったときには自然と握りこぶしをつくっていました。
落語を聞いた後は恒例のじゃんけん大会。楽八さんのサインほしさに参加者も大盛り上がりでした。